雑記

だいたいアイドルの話

endless SHOCK Etarnal 雑感 タツヤの幸せを考える

手元に書いてた感想、どんどん詳細になっていって自分用メモとしてはいいんだけどアレだな?と思ったので主にタツヤのことだけを表に出しておきます。SHOCKは2月が初→Etarnalなのでライバル観については比較ができずアレ。

これ目次どうやって作るんだったっけ?????

 

 

ビジュアルが推しじゃなくてもやっぱりタツヤには幸せになってほしい。

好きなんですよね、ああいうキャラクター造形。もがいていて、不器用で、どうしようもなくて、魅力的で。タツヤには拭えない罪があるので彼の中では一生幸せになることはないのかもしれないけれど。と、思いながらタツヤの幸せについて考えていました。

結論から言うとまあほぼどうにもならないんだけど。

 

タツヤの幸せの定義

タツヤに幸せになってほしいなと思うにあたって、タツヤにとっての幸せの定義について考えてみたわけですが(あくまで事件が起こる前の認識)、だいたいこんなところ。

  • コウイチに勝って一番手になる
  • コウイチに勝ってリカと恋仲になる
  • コウイチに認めてもらう
  • コウイチとカンパニーのみんなと最高のショーを続ける

なにもかもコウイチ基準じゃねえか!!!!!!!!!!!!

これ、他のカンパニーに行って一番手になるとか、他に恋人を作るとか、コウイチと関係ないところで掴むなにかしらの「他の人から見たら一つの幸せ」は多分タツヤの求める幸せではないんですよね。タツヤはコウイチと出会ってあの屋上でどうしようもない敗北を感じてからずっと、人生の物差しがコウイチになっているものだから。あんなことが起きてしまう前にコウイチから離れていればタツヤは今の形ではなかったかもしれないし、今ほど輝いていなかったかもしれないけれど、なにかひとつの幸せを手に入れることはできたと思うんですよ。

リカと恋仲になる、にコウイチ関係あるの?

あるよ……。リカそもそもタツヤに脈ないしコウイチ好きなのモロだし。タツヤ、指輪を渡すところの歌で(リカがその前に歌っている歌と同じなのでそことあわせてる部分もあるんだろうけど)ちょっと変なことを歌っているんですよね。

今日こそ伝えよう 俺のこの想い

世界で一番 君が好きなのは 俺

なんで????????

そもそもなんか発言として変だし、「世界で一番君のことを好きなのは俺」解釈でも「世界で一番君が好きな相手は俺」解釈でもなんか変……そもそも誰と競ってるの。コウイチじゃん……。

次。コウイチに認めてもらう。そもそもタツヤは煽ってこそ輝くことをコウイチが知ってるからまず認めてくれることはない。絶対に満たされないしフラストレーションを貯め続けることが芸の為になるからコウイチは絶対に言わない。この時点でどうしようもないのに、コウイチは死んでしまったので、たとえ幽霊コウイチになにを言われようが証拠にも残らない。故人からの見えない評価は永遠に与えられない。なのにそれをまとめている。ここは地獄。

コウイチとカンパニーと最高のショーを続ける。これ唯一残った希望ですが、コウイチは死んでしまったのでコウイチと、の部分は叶えられない。もしかしてEtarnal後半のONE DAYでタツヤにコウイチが見えていたのはその願望によるものではないか。見せてもらえただけいいんだけど。じゃあタツヤはこれからどう幸せを掴むか。もうずっと、このカンパニーと一緒に走り続けるしかない。でもそれって本当にタツヤ個人の幸せなんだろうか。

 

タツヤの幸せはどこにある

ない。

ないというか、本人には自覚がなさすぎるけどコウイチ依存が強すぎてコウイチがこの世にいない(コウイチに評価してもらえない)時点で叶えられないことが多すぎる。前述の、事件前までの定義ではほぼなにも叶えられなくなってしまう。最後に残った「コウイチとカンパニーのみんなと最高のショーを」はあるラストショーで叶ったけど、その幸せが一時訪れただけでは人生は終わらないので。彼ら、20代そこらだと思うけど、彼らの人生はまだまだ続いていくのに、タツヤの人生には先があるようでない。もしかして、新天地に行って、誰もいないところで1から何かを始めたらタツヤ個人の幸せを手にすることもあるのかもしれないけれど、罪を背負ったまま、それを絶対に忘れようとはしないタツヤにはカンパニーを離れる選択ができないんじゃないだろうか。少なくともあと5年、10年。若く才能あふれる時期を過ぎてしまうまで。表面上明るいし、みんなとの仲も良好だし、多分本人も幸せと思い込んでいるからそれでもいいんだろうか……。

ただ、そもそもタツヤは誰がどうみてもコウイチを斬って刺しているので、そんなタツヤがあの一件を事故として扱われているからなのか、半年も、3年も、ずっとステージに立つことを許されてること自体は彼にとっては幸せなことなのだろうな、と思います。きっとステージの上でしか生きられない人だから。

願わくば、彼が本当に前を向いて、「コウイチの分まで」と思わずステージに立つ未来が訪れますように。

 

それにしても上田くんってずるいなあ!ビジュアルとパブリックイメージが攻撃力極振りだから心のどこかに弱いところがあるんです、という役を演るとギャップ萌え大爆発最強!みたいなことになる。あと1週間ほど、無事に幕が降りることを願って。